×

大使館滞在のウィキリークス創設者、退去へ

2014年8月19日 8:28

 内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者で、性的暴行の疑いで逮捕されたジュリアン・アサンジ容疑者が18日、2年以上にわたってとどまっているイギリス・ロンドンのエクアドル大使館を近く出ると表明した。

 アサンジ容疑者は2010年、スウェーデンで女性に性的暴行を加えたとして、滞在先のイギリスで逮捕された。しかし、保釈中だった2012年、ロンドンのエクアドル大使館に逃げ込み、政治亡命が認められ、そのまま2年以上とどまり続けている。

 アサンジ容疑者が大使館を出る理由についてイギリスのメディアは、健康悪化で治療が必要なためと報じている。しかし、イギリス政府は「保釈の条件に違反した」としてスウェーデンに移送する方針を崩しておらず、仮に大使館を出ても直ちに拘束されるとみられる。