米、独首相周辺も盗聴か ウィキリークス
内部告発サイト「ウィキリークス」は8日、アメリカの情報機関がドイツのメルケル首相に加え、歴代首相のスタッフらなどもスパイ活動を行っていたとする文書を公開した。
「ウィキリークス」が公開したのは、アメリカのNSA(=国家安全保障局)が盗聴の対象にしていたとするドイツの高官らの電話番号125件のリストや盗聴した内容とされる文書など。また、スパイ活動の対象は、これまで疑惑が浮上していたメルケル首相だけではなく、シュレーダー前首相やコール元首相のスタッフも含まれていたとしている。このほか、メルケル首相が2011年にギリシャの問題について、自身の補佐役と話した内容などが記された複数の盗聴報告とされる文書も公開している。
NSAをめぐっては、2013年、メルケル首相の携帯電話の通話を盗聴していた疑惑が浮上し、メルケル首相がオバマ大統領に抗議していた。