米情報機関盗聴問題 米仏首脳が電話会談
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アメリカの情報機関がフランスの歴代大統領の会話を盗聴していたとされる問題で、フランスのオランド大統領は24日、オバマ大統領と電話会談を行った。
内部告発サイト「ウィキリークス」は24日、アメリカのNSA(=国家安全保障局)が、フランスのシラク元大統領から現在のオランド大統領までの3人の大統領の電話などの会話を盗聴していたとする極秘文書を公開した。
フランスのオランド大統領はアメリカのオバマ大統領と電話で会談し、「同盟国同士では受け入れがたい行為をしないという約束を再確認した」ことを明らかにした。
オバマ大統領は「オランド大統領を盗聴の対象にしていないし今後もしない」と強調したが、歴代の大統領を盗聴したかどうかは触れていない。今後、情報収集のためにフランスから情報機関の幹部がアメリカに派遣されるという。