約２か月後に迫ったアメリカ大統領選挙に向けた与党・民主党の全国大会が４日、ノースカロライナ州で開幕した。初日は国民に人気の高いミシェル・オバマ大統領夫人が演説に臨み、オバマ大統領への支持を訴えた。

　ミシェル夫人は、オバマ大統領の生い立ちや家族の話から「みんなに公平にチャンスが与えられる世の中を目指す」というオバマ大統領の政権運営の考え方を説明した。そして、その考え方は大統領就任前から今まで全く変わっていないと強調した。

　ミシェル夫人はこれまで、あまり選挙活動に熱心ではなかったが、今回は積極的に遊説なども行うなど、危機感が漂っている。共和党・ロムニー候補と大接戦を演じているオバマ大統領にとって、ミシェル夫人は今後も重要な存在となりそうだ。