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米長官と習主席、北に自制求めることで一致

2013年4月14日 8:58

 北朝鮮がミサイル発射の構えを崩さない中、アメリカのケリー国務長官は13日、就任後初めて中国・北京を訪れ、習近平国家主席と会談した。この中で両国は、北朝鮮に対し自制を求めていくことで一致した。

 会談後、会見したケリー長官は、両国が北朝鮮に対し、挑発行為をやめるよう求めることで一致したことを明らかにした。また、朝鮮半島の非核化に向け、6か国協議での合意事項に取り組むことでも一致したという。さらに、ケリー長官は、平和的な解決のためには中国の関与が最善な方法だとして、中国側の動きに期待感を示した。

 これに先立ち、ケリー長官は王毅外相とも会談。この中で王外相は「関係各国による対話」の重要性を呼びかけ、朝鮮半島非核化のため努力を続けることを伝えたという。

 この他、ケリー長官は李克強首相らとも会談。今後、一連の会談を受けた中国が緊張緩和に向け、北朝鮮に対して積極的な働きかけを行うのか注目される。