トランプ氏側 量刑言い渡しの延期を要請 不倫の口止め料をめぐる裁判
アメリカのトランプ前大統領が有罪評決を受けた不倫の口止め料をめぐる裁判で、トランプ氏側は、来月18日に予定されている量刑の言い渡しについて、11月の大統領選挙が終わるまで延期するよう要請しました。
アメリカのトランプ前大統領は、不倫の口止め料を不正に処理した罪に問われた裁判で、ことし5月、34件の罪状すべてで有罪評決を受けました。
量刑の言い渡しは、来月18日に予定されていますが、トランプ氏の弁護団は今月14日付の判事宛ての書簡で、量刑の言い渡しを11月の大統領選挙が終わるまで延期するよう要請しました。
弁護団は、量刑宣告日にはすでに大統領選の期日前投票が始まっていると指摘しています。
裁判をめぐっては、トランプ氏側が有罪評決の破棄を求めていて、ニューヨーク州の裁判所は、量刑宣告日の2日前にあたる来月16日に有罪評決を維持するかどうかの判断を下すとしています。