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中国首相、ポツダムで“尖閣”領有権強調

2013年5月27日 15:49

 中国の李克強首相は26日、訪問先のドイツ・ポツダムで、「日本は盗み取った中国の領土を返還しなければならない」と述べ、沖縄県の尖閣諸島を念頭に領有権は中国にあると強調した。

 国営の新華社通信によると、李首相は、第2次大戦終結時に日本が受諾したポツダム宣言には、「日本が盗み取った中国東北部と台湾などの島々を返還するとした、カイロ宣言の履行をうたっている」と述べた。

 中国政府は、尖閣諸島は台湾の一部と主張していることから、「台湾などの島々」という表現で、間接的に領有権を主張した形。尖閣諸島について国際社会に対し、改めて中国側の立場を訴える狙いがあると見られる。