ハリケーン「ヘリーン」による死者210人超える バイデン大統領、連日被災地を訪問 米
アメリカ南部に上陸したハリケーン「ヘリーン」の影響による死者は210人を超えました。被害が拡大するなか、バイデン大統領は連日、被災地を訪問しています。
NBCによりますと、先月、フロリダ州に上陸したハリケーン「ヘリーン」による死者は、6つの州で215人にのぼりました。このうちおよそ半数が、ノースカロライナ州に集中しています。
洪水などの被害が大きかった場所では通信や道路が寸断されていて、およそ100万世帯で停電が続いています。上陸から1週間が経ちましたが、いまだ被害の全容は分からず、死者はさらに増えるおそれがあります。
バイデン大統領は3日、被災地となったフロリダ州とジョージア州を視察し、支援継続をアピールしました。
一方、トランプ前大統領は「多くの人が亡くなっているのに、政府からは何の助けもない」とバイデン政権を批判していて、災害対応が今後の大統領選挙の情勢に影響を与える可能性があります。