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【解説】日米首脳会談 アメリカ側の“狙い”は…バイデン氏“大統領選”を意識?

2024年4月11日 12:09
【解説】日米首脳会談 アメリカ側の“狙い”は…バイデン氏“大統領選”を意識?

アメリカを国賓待遇で訪問している岸田首相は、バイデン大統領と首脳会談を行い、防衛・安全保障面での連携強化を確認しました。ワシントン支局の山崎大輔支局長に聞きます。

――アメリカ側の狙いはどこにあるのでしょうか。

ウクライナ戦争や中東情勢への対応に追われる中、アメリカだけでは中国に対抗できないという危機感から、日本にこれまで以上に大きな役割を担ってもらいたいという思惑があります。

中国を抑止するため、アメリカが主導してきた日米韓、またフィリピンやオーストラリアなど複数の国の枠組みで、日本が果たす役割が今後、より重要となります。

――バイデン大統領は11月の大統領選も意識しているのでしょうか。

実は、いま行われている公式晩さん会も選挙対策の一環として使われています。出席者の一人に聞きますと「民主党に寄付をしている人が複数、呼ばれている」と話したほか、日本政府関係者も「党の支持基盤である労働組合の幹部が招待されていて、完全に選挙対策だ」と指摘しています。

大統領選のために、使えるものは何でも使いたいという姿勢が見えます。