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英王子誕生の使者 実は勝手にやっていた

2013年8月1日 7:47

 先日、世界中を沸かせたイギリスの「将来の国王」の誕生だが、その知らせを病院前で伝えた男性が実は正式な使者ではなかったと明かし、話題になっている。

 先月22日、イギリス王室のキャサリン妃がジョージ王子を出産した直後、病院前に現れたトニー・アップルトンさん(76)はイギリスの伝統的な衣装を着て、「謹んで未来の国王をお迎えします」と誕生の知らせを声高らかに伝えた。

 市民や一部のメディアは王室の正式な使者と思い込んでいたが、アップルトンさんは王室に頼まれたのではなく、勝手にやっていたことを明かした。

 アップルトンさん「私は(普段)お金をもらってこういう仕事をしているんだよ。でも今回は、自分の仕事の宣伝のためやったのさ。衣装を着ていたから警察官も宮殿から来たと思ったんじゃないかな」

 イベントなどで、「お触れ役」のパフォーマンスを行うことが仕事だというアップルトンさん、今回は、厳重な警備をかいくぐり、自らの宣伝に成功した形。

 王室は「結果、何も起きなかったのでコメントすることはない」としている。