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NY株136ドル安、終値1万4936ドル

2013年10月8日 10:33

 7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、130ドル以上値を下げた結果、1万5000ドル台を割り込んで取引を終え、終値は前週末比136ドル34セント安の1万4936ドル24セントだった。

 7日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は取引開始直後、大きく値を下げた。これはアメリカの財政問題や政治の混乱に対し楽観的な見方が後退し、株式市場に不安ムードが広がったため。市場では、オバマ大統領が国内政治で指導力が発揮できておらず、さらに外交でもリーダーシップが欠如しているとみており、不信感が募っている。結局、優良株で構成するダウ平均株価は前週末比で136ドル34セント値を下げ、1万4936ドル24セントとなっている。ハイテク株中心のナスダック総合指数は前週末比37.37ポイント安の3770.38だった。

 市場関係者は「株価の下落を受けて買い増しを考えている投資家も多いはずだが、政治の不透明さがそれを躊躇(ちゅうちょ)させてしまっている」と指摘している。