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自由の女神、公開再開 州が費用肩代わり

2013年10月14日 12:23

 アメリカでは政府機関の一部閉鎖と債務上限の引き上げ問題について13日も水面下で与野党の協議が続いたが、依然、事態打開のメドは立っていない。

 アメリカでは、1日から政府機関の一部閉鎖が続いている上、議会が債務上限を引き上げなければ政府が借金を返せなくなる「債務不履行(=デフォルト)」の可能性が出てくる期限が17日に迫っている。

 与野党は13日も議会上院を中心に協議を続けたが、政府機関閉鎖を解除する条件や、債務上限を当面いつまで引き上げるかなどの期間をめぐって、折り合いがついていない。

 こうした中、ホワイトハウスの前では、退役軍人が「恥を知れ」などと声を上げて、政府機関閉鎖に抗議するデモを行った。

 一方、ニューヨークでは、アメリカの政府機関閉鎖の影響を受けて1日から閉鎖されていた観光名所「自由の女神」の公開が13日、再開された。観光への影響を懸念したニューヨーク州が公開にかかる費用を肩代わりする形での再開となった。クオモ州知事は「政府機関閉鎖が続くからと言って、観光客を失うわけにはいかない」と話している。