【速報】1歳男児暴行死 熱湯かけ火傷負わせた疑いで母親の交際相手を再逮捕「男児が湯こぼした」否認
大阪府内のマンションの一室で1歳の男の子を暴行して死亡させたとして母親の交際相手の男が逮捕された事件で、警察は13日、別の日に男の子に熱湯をかけて、やけどを負わせた傷害の疑いで男を再逮捕したと発表しました。
傷害の疑いで再逮捕されたのは、無職の長谷川廉斗容疑者(26)です。
警察によりますと、長谷川容疑者は今年8月、大阪府内の交際相手の自宅マンションで、1歳の西村結翔ちゃんに熱湯をかけ、頭や顔などに加療12日間のやけどを負わせた疑いがもたれています。
長谷川容疑者は調べに対し、「事実は認めないです。(結翔ちゃんが)踏み台に上って、流し台にあったお湯をこぼした」と容疑を否認しているということですが、警察はやけどの状況を確認した医師の所見から、長谷川容疑者が虚偽の供述をしているとみています。
長谷川容疑者は10月、交際相手の自宅で、西村結翔ちゃんに小腸を断裂させる暴行を加えて死亡させた傷害致死の疑いで逮捕されていました。
これまでの警察への取材で、長谷川容疑者は約1年前から結翔ちゃんの母親と交際し、暴行したとみられる日の2日前から結翔ちゃんの家に滞在していたことがわかっています。
事件当時、母親は外出中で、暴行は長谷川容疑者が結翔ちゃんに食事をさせていた際に行われたとみられていますが、その後、結翔ちゃんはおう吐していました。病院は受診していませんでした。
長谷川容疑者は傷害致死の疑いで逮捕された際の調べで「ラーメンの汁を、結翔ちゃんがこぼし、滑らないようにお腹あたりを手で押しのけた。 この行為が(死亡の)原因とは思えません」と容疑を否認していて、警察は滞在していた際の行動について詳しく調べていました。
大阪地検は13日、傷害致死の疑いについて、処分保留にしたと発表しました。捜査は継続するということです。