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イラン核協議 合意に向け、詰めの調整続く

2013年11月24日 9:02

 イランの核問題をめぐる欧米などとイランの協議は23日、アメリカのケリー国務長官らが参加する閣僚級に格上げされ、合意を目指し、詰めの調整が続いている。

 協議では、イランがウランの濃縮を行う権利を文書で認めるかや、一部の核関連施設の建設を中止するかなどが焦点となっている。

 ドイツ・ウェスターウェレ外相「合意できるチャンスがあると思うが、まだやるべきことがたくさんある」

 中東のテレビ局・アルジャジーラによると、イランのアラグチ外務次官は「合意に近づいているが、二つ三つ問題が残っている」と話している。ただ、アラグチ次官はまた、イランのメディアに対し、「明日(24日)は交渉しないだろう」とも述べ、安易に妥協しない姿勢を見せている。

 欧米側とイランの間で初めての合意が取り付けられるのか、ギリギリの調整が続く。