イラン核協議、最終合意は困難 期限延長へ
イランの核問題をめぐる欧米などとイランの協議は30日、交渉期限を迎える。最終合意に至るのは困難な情勢でオーストリアでの協議は延長される見通し。
欧米など6か国とイランはこれまでの協議で、焦点となっているイランの軍事施設への査察や制裁の解除の仕方などについて調整を続けてきた。しかし、意見の隔たりは埋まらず、イランのザリフ外相は週末にいったん帰国。指導部に判断を仰いだものとみられる。
交渉期限となる30日にはザリフ外相は協議に戻り、イランメディアによると、ロシアのラブロフ外相も加わる予定だが、期限内に最終合意に至るのは困難な情勢。しかし、協議は期限を過ぎて延長されるとみられており、ギリギリの調整が続けられることになる。