イラン核協議 溝埋まらず、交渉期限を延長
イランの核問題の解決に向けた欧米など6か国とイランの協議は、交渉期限となった先月31日、閣僚級が集まり詰めの交渉を行ったが溝は埋まらず、一日延長されることになった。
スイスで先月26日から行われている協議には、アメリカのケリー国務長官ら欧米など6か国の閣僚らとイランのザリフ外相が出席。大詰めの協議を行ってきた。欧米側がイランが保有する濃縮ウランの国外搬出を求めているのに対し、イランはこれに反発。また経済制裁の全面解除を求めるなど両者の溝は埋まらなかった。協議は先月31日までの交渉期限を一日延長して続けられることになった。
アメリカ国務省は先月31日、「ここ数日で延長するに値する十分な進展があった」とコメントしているが、交渉期限の延長により合意にたどり着けるかは不透明。