英下院、米英豪「AUKUS」に日韓加盟を提言 対中国で「英にとって脅威」
イギリス下院の外交委員会は、30日、インド太平洋地域の情勢に関する報告書を公表しました。中国を念頭に安全保障上のリスクがあるとして、アメリカ、イギリス、オーストラリアの3か国による安全保障の枠組み「AUKUS」に、日本と韓国が加盟するべきだと提言しています。
イギリス下院の外交委員会は、30日、インド太平洋地域の情勢や安全保障などに関する報告書を公表しました。
報告書の中で、インド太平洋地域で中国を念頭に安全保障上のリスクがあるとした上で、イギリス政府に対して、アメリカ、イギリス、オーストラリアの3か国による安全保障の枠組み「AUKUS」に、日本と韓国の加盟を求めるべきだと提言しました。
さらに、日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国による枠組み「クアッド」に、イギリスも加盟を目指すべきだとしています。
報告書はまた、「中国共産党の活動は、イギリスに対する脅威」としたほか、「台湾はイギリスの重要なパートナーであり、台湾による意思決定を弱体化させる動きは容認できない」とするなど、中国へのけん制を強めた内容となっています。