日本人として初めて国際宇宙ステーションで船長をつとめた若田光一さんが、ロシアの宇宙飛行士訓練センターを訪れた。

　国際宇宙ステーションに約半年間滞在し、ロシアの宇宙船ソユーズで先月帰還した若田さんら３人のクルーは１１日、モスクワ郊外の宇宙飛行士訓練センターを訪れ、インタビューに応じた。

　若田さん「円滑なコミュニケーションを図るために、皆が忙しくても食事の時くらいは一緒に時間を過ごそうということで、そういう時間をとるように気をつけた。第２、第３の日本人の宇宙ステーション船長が今後誕生していく必要がある。訓練や軌道上で経験したことを伝え、そういう機会を獲得する、そういうことにつなげていければと思っている」

　若田さんは地球での生活に慣れるためのリハビリ中だが、医学検査や報告会が連日行われ、休みはないという。