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イラン核協議終了“最終合意”は依然不透明

2014年6月21日 10:27

 オーストリアのウィーンで開かれていたイランの核問題をめぐる協議は20日に終了した。交渉期限を1か月後に控え、最終合意に至るかどうかは依然として不透明。

 欧米など6か国とイランによる協議は、どこまで核活動を認めるかやイラン側が求める経済制裁の解除などをめぐり話し合いが行われた。今回の協議から合意文書の草案作りが始まっているが、ウラン濃縮活動をどれだけ縮小するかなどをめぐり双方の主張は鋭く対立しているものとみられる。

 イランのザリフ外相は協議後、「一部の国が非現実的な要求をしている」と批判した。

 次回の会合は来月2日から開くことで合意したが、交渉期限の7月20日までに最終合意に至るかどうかは不透明。