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パレスチナ情勢 人道支援のため一時停戦へ

2014年7月17日 13:15

 パレスチナ自治区ガザ地区をめぐって戦闘が続く中、国連が人道支援のための一時的な停戦を求め、イスラエル政府はこれを受け入れた。しかし、停戦終了後、攻撃がさらに拡大する懸念も高まっている。

 ガザ地区への軍事作戦を再開したイスラエル軍は、16日も空爆などの攻撃を続けた。死者は200人を超え、地元メディアによると、この日は海岸で遊んでいた子供4人も犠牲になったという。

 こうした中、ガザ地区に食糧などの支援物資を運び入れるため国連が一時的な停戦を求め、イスラエルは受け入れを表明した。ロイター通信によると、イスラム原理主義組織・ハマスも受け入れたという。停戦は日本時間17日午後4時から9時までとされているが、イスラエル軍はガザの住民10万人に避難を勧告するなど大規模攻撃の構えを崩しておらず、予断を許さぬ状況が続いている。