バイデン氏撤退表明受けトランプ氏反応 米大統領選
11月のアメリカ大統領選挙で再選を目指していたバイデン大統領が、日本時間の22日未明、選挙戦からの撤退を表明しました。
11月のアメリカ大統領選挙で、再選を目指していたバイデン大統領が日本時間の22日未明、SNSで、選挙戦からの撤退を表明しました。
「大統領を務められたことは人生最大の名誉だ。再選を目指す意向だったが、残りの任期は大統領としての職務を全うすることにのみに専念することが、わが党と国にとって最善の利益であると確信する」と述べた上で、「決断の詳細については今週後半に国民の皆さんにお話しする」としています。
また、バイデン氏に代わる候補としてはハリス副大統領を指名した上で、「今こそ団結してトランプ氏を倒す時だ」と訴えました。
撤退を受けてトランプ前大統領はNBCの電話取材に対し、「ジョー・バイデンは史上最悪の大統領だ。我々は彼が行ったことを修正する、彼は地下室に閉じこもっているべきだった」と述べたということです。
また自らのSNSで「バイデンは大統領に立候補する資格はなく、 大統領職に就く資格もない。彼の主治医やメディアを含む周囲の人々は皆、彼が大統領になる能力がないことを知っていて、実際にそうだった」と主張しています。
バイデン氏は先月27日に行われたトランプ氏との討論会で言葉に詰まるなど精彩を欠き、高齢への不安が高まっていました。
討論会を受け、民主党の議員が公然と選挙戦からの撤退を求めるなど、バイデン氏への撤退圧力が強まっていました。