PKO隊員 支援物資提供の見返りに性交渉
国連のPKO(=平和維持活動)にあたる隊員が、中米やアフリカなどで支援物資を提供する見返りに現地の女性が性的虐待を受けたという被害報告が出ていることが明らかになった。
これは国連の内部調査で明らかになったもので、2010年に大地震が起きたハイチでは、200人を超える女性が薬などの支援物資を受け取る見返りに隊員との性交渉に応じたと証言しているという。
ロイター通信などによると、リベリアや南スーダンでも同様の被害が報告されていて、その数は2008年からの6年間で480件に上り、被害を受けた女性の3分の1以上が18歳未満だという。
国連のドゥジャリク報道官は11日、「PKO隊員による性的暴力や虐待は絶対に許されるものではない」と述べた。