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スノーデン氏に新たに3年のロシア滞在許可

2014年8月8日 1:26

 アメリカ政府による情報収集活動を暴露しロシアに一時亡命しているCIA(=アメリカ中央情報局)の元職員、エドワード・スノーデン氏が、新たに3年間のロシア滞在許可を得たことがわかった。

 これは、スノーデン氏を支援しているクチェレナ弁護士が7日、モスクワで記者会見し、明らかにしたもの。スノーデン氏は、去年8月1日から1年間の滞在をロシア当局から許可されていたが、滞在の延長を希望し、当局に申請していたという。また、3か月以内であればロシア国外へ出ることが許されるほか、ロシアでの滞在が5年間を超えるとロシア国籍を申請することも可能になるが、クチェレナ弁護士は、スノーデン氏がどのような意向なのかは明らかにしなかった。

 スノーデン氏をめぐっては、アメリカ政府がロシアに身柄の引き渡しを強く求めており、ウクライナ情勢をめぐる対立に加え、米露外交におけるトゲの一つになっている。