CIAなどで個人情報が大量流出か 米
アメリカで、CIA(=中央情報局)など情報機関に所属する職員の個人情報が、サイバー攻撃により、大量に流出した恐れがあることがわかった。
これはAP通信やアメリカの新聞「ワシントンポスト」が、政府関係者の話として12日に報じたもの。流出したのは、機密情報を扱う資格があるかどうかを判断するために実施された人物調査のデータで、CIAやNSA(=国家安全保障局)の職員、さらには米軍の特殊作戦の関係者の情報が含まれているとみられている。
個人情報は、社会保障番号や交友関係のほか、病歴、犯罪歴など多岐にわたるという。
また、流出した個人情報は数百万件に上る可能性があり、中国のハッカーによるサイバー攻撃だとしている。
サイバー攻撃をめぐっては、アメリカの人事管理局が今月4日、政府職員や元職員の個人情報、約400万件が流出したことを明らかにしているが、今回は別のサイバー攻撃によるものとみられている。