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米、イラクの孤立住民に救援物資投下

2014年8月8日 11:24

 イスラム過激派組織と政府軍との攻防が続くイラクで、北部の山岳地帯で少数派の住民らが孤立しており、アメリカは軍用機で人道的な支援のため救援物資を投下する作戦を開始した。

 イラク北部・シンジャル周辺では、イスラム過激派組織「イスラム国」による攻撃が激化し、クルド人など少数派の住民らが避難を余儀なくされ、孤立している。こうした状況について、アメリカ・ホワイトハウスのアーネスト報道官は「非人道的な大惨事になる」として懸念を表明した。国防総省は日本時間8日、食料や医薬品などの救援物資を空から投下し始めたと発表した。

 アメリカ軍による直接の行動は、イラクでの戦闘が激しくなってから初めてとなる。