装備をつけずに射撃するスタイルが話題となったパリオリンピックの射撃混合エアピストル銀メダリストのトルコのディケチ選手をめぐり、トルコメディアは1日、世界で大きな話題となっていることを取り上げた上で、「リラックスしていてとてもプロフェッショナルだった」などと、ディケチ選手の活躍を報じました。

パリオリンピックの射撃混合エアピストルでは、トルコのディケチ選手が装備をつけず、ラフなTシャツ姿で競技に臨んで銀メダルを獲得し、日本のSNSを中心に「無課金おじさん」と呼ばれるなど、大きな話題となっています。

トルコメディアは1日、ディケチ選手の活躍について、「リラックスしていて、とてもプロフェッショナルだった」などと活躍ぶりを報じました。トルコメディアのインタビューに応じたディケチ選手は「メダルを国民にささげたい。世界にいい印象を残すことができた」と述べています。

複数のトルコメディアによりますと、ディケチ選手はトルコの憲兵隊所属の軍人で、今回の銀メダルはトルコが射撃競技で獲得した初めてのメダルだということです。

パリオリンピックの選手紹介によりますと、ディケチ選手の座右の銘は「成功はポケットに手を突っ込んだままでは、やってこない」とのことですが、トルコメディアはディケチ選手が片手をポケットに突っ込んだまま射撃するスタイルをもじって、「成功は時に、ポケットに手を突っ込んでいてもやってくる」などと論評しています。

※画像：トルコの配信メディア「tabii」のXより