米中の軍用機が“約6メートル”の異常接近
アメリカと中国の軍用機が衝突寸前の異常接近。その距離はわずか6メートルほどだった。
アメリカ国防総省によると、今月19日、中国・海南島から200キロ余り東の公海上空で、アメリカの新型対潜哨戒機「P8」に、中国の戦闘機が数回にわたり異常接近したという。国防総省のカービー報道官は22日の会見で、中国機は武装していたとみられ、最も近づいたときの間隔は20フィート(約6メートル)以内だったと説明した上で、「極めて危険で、プロにあらざる行為だ」と強く非難した。中国側には外交ルートを通じ、「強い懸念を伝えた」という。
去年11月に中国が一方的に防空識別圏を設定して以降、軍用機が日本の自衛隊機に異常接近した事案や、艦船によるアメリカの巡洋艦への異常接近など、中国軍による危険な行動が相次いでいる。