北朝鮮の国営メディアは１４日、敵対行為をしたとして拘束していたアメリカ人男性の裁判が行われ、６年の労働教化刑が宣告されたと伝えた。

　朝鮮中央通信によると、敵対行為をしたとして今年４月に拘束されたアメリカ人男性マシュー・ミラー氏に対する裁判が１４日に行われ、６年の労働教化刑が言い渡されたという。

　北朝鮮はこれまでミラー氏を含め３人のアメリカ人男性を拘束。先月行われたプロレスのイベントで海外メディアが北朝鮮に入った際には、アメリカメディアに３人の取材を許していた。

　北朝鮮としては、米朝協議が途絶える中、拘束した３人をカードにアメリカを対話に引きずり出したい狙いがありそうだ。