香港 デモ隊と政府が話し合いの打ち合わせ
香港では政府が庁舎の前を占拠しているデモ隊に6日朝までに撤退するよう求めているのに対し、デモ隊は座り込みを続けている。5日夜は、デモ隊側と政府側が収束に向けた話し合いの打ち合わせを行った。
香港政府は民主派のデモ隊に対し、平日となる6日朝の出勤時間までに、政府庁舎の前から撤退するよう求めていて、従わない場合、強制排除も示唆している。デモ隊は、「選挙制度の改革で成果を得る前に撤退するのは難しい」と退かない構えをみせている。
デモ参加者「(続ける)理由は真の普通選挙を求めているから」
こうした中、5日夜、デモ隊のリーダーと政府側による、対話に向けた打ち合わせが行われた。デモ隊の学生側は、対話は問題解決につながるとする一方、暴力による強制排除があった場合、この打ち合わせ作業を凍結すると政府側をけん制した。
現在までに強制排除は行われていないが、期限が迫る中、緊張が高まっている。