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エボラ出血熱 感染者が9900人超える

2014年10月23日 14:45

 西アフリカで感染が拡大するエボラ出血熱について、WHO(=世界保健機関)は、感染者が9900人を超えたことを明らかにした。

 WHOによると、エボラ出血熱の感染者は19日までに9936人となり、うち4877人が死亡した。感染の拡大は依然、西アフリカの3か国で深刻な状態で、シエラレオネ全土とリベリアのほとんどの地域で感染が確認されている。感染は、週1000人のペースで広がっていて、今週にも感染者の数は1万人を超えると見られている。

 一方、アメリカのCDC(=疾病対策センター)は22日、シエラレオネなど西アフリカ3か国から入国した全員に対し、潜伏期間の21日間、保健当局が健康状態を観察すると発表した。アメリカでは、2人の二次感染が確認されていて、感染拡大の防止を急いでいる。