韓国の大統領府高官は１４日、早ければ来月末にも日中韓外相会談を開きたいとの考えを明らかにした。これに先立って、朴槿恵大統領も１３日、日中韓首脳会談の開催に前向きな姿勢をみせている。

　朴大統領は１３日、ミャンマーで開かれたＡＳＥＡＮ（＝東南アジア諸国連合）と日中韓の首脳会議で、「遠くない将来に日中韓の外相会談が開かれ、これを土台に３か国の首脳会談も開催されることを希望する」と述べた。今月１０日に安倍首相と中国・習近平国家主席の会談が実現した中、朴大統領としては日中韓首脳会談に前向きな姿勢を示すことで韓国の孤立を回避するとともに、主導権を確保したい思惑があるものとみられる。

　また、大統領府の高官は１４日、日中韓の外相会談について「早ければ来月末にも開かれるよう努力している」と明らかにした。