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終身刑の黒人男性2人、39年ぶり釈放 米

2014年11月22日 12:27

 アメリカ・オハイオ州で21日、強盗殺人の罪で終身刑となっていた黒人男性2人が、目撃証言が撤回されたことを受けて39年ぶりに釈放された。

 地元メディアによると、21日に釈放されたのは、60歳と57歳の黒人男性。2人は1975年にオハイオ州で起きた強盗殺人事件で起訴され、無罪を主張していたが死刑判決を受けた。その後、オハイオ州で死刑制度が廃止され終身刑で服役していたが、事件の目撃証言をしていた当時13歳の男性が39年たった今週、「目撃の事実はなかった」として証言を撤回した。

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 証言は判決の有力な根拠となっていて、それ以外の物的証拠がなかったことから裁判所が2人の釈放を決めたという。