アメリカ・ミズーリ州の黒人青年を射殺した警察官の不起訴に反発する抗議デモは２７日、アメリカが大型連休に入ったことも影響し、沈静化している。

　「感謝祭」の休日となった２７日、ミズーリ州ファーガソンでは、デモ隊の姿はほとんどなく、街は静けさを取り戻しているが、警察官や州兵による厳戒態勢が敷かれている。３日間続いたデモは次第に規模が縮小していて、週末にかけた連休で事態が沈静化する可能性が出ている。

　一方、ニューヨークでは、「感謝祭」恒例のパレードが行われていたが、今回の不起訴に抗議するデモ隊７人がパレードを妨害しようとしたとして逮捕された。パレード自体には混乱はなかった。