朴大統領の実弟から事情聴取 内部文書流出
韓国の朴槿恵大統領の元側近が人事に不当に介入したとされる疑惑をめぐり、検察は朴大統領の実弟から事情聴取を行った。
検察の聴取を受けているのは朴大統領の実弟・朴志晩氏。この問題は韓国の新聞「世界日報」が先月、大統領府の内部文書をもとに朴大統領の元側近が人事に介入していたと報道したもので、検察は職権乱用などの疑いで元側近らから事情聴取を行う一方、名誉毀損(きそん)の疑いでも捜査を進めている。
志晩氏は内部文書の流出に関わった可能性がある人物と近いとされ、検察は流出の経緯を知っているかなどについて事情を聞いたものとみられる。
韓国メディアは問題の背景に朴大統領の政策決定が極めて不透明なことがあると批判を続けていて、15日に発表された朴大統領の支持率は39.7%と、就任後初めて40%を割り込んだ。