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“裏金疑惑”で韓国の前首相を事情聴取

2015年5月14日 15:32

 韓国の検察当局は、建設会社の元会長から不正な資金提供を受けた疑いで、前の首相の事情聴取に乗り出した。

 事情聴取を受けているのは、李完九前首相。李前首相は13年、建設会社の元会長から、約330万円の不正な資金を受け取った疑いが持たれている。

 李前首相「国民の皆さまに心配をかけて申し訳ない。世の中に真実に勝るものはありません」

 建設会社の元会長は、李前首相ら朴槿恵政権の幹部など8人に裏金を渡していたことを示すメモを残して先月、自殺し、李前首相は野党などから厳しい追及を受けて辞任に追い込まれた。李前首相は容疑を否認しているが、捜査の進展によっては政権が打撃を受ける可能性もある。