今年のノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんが新年を迎えるのを前に、世界の指導者たちに対し、子供に安全な未来を届ける１年にしてほしいと訴えた。

　マララさんは自らが立ち上げた基金のホームページに、世界の指導者に向けたメッセージを寄せた。この中でマララさんは、「今年のノーベル平和賞はすべての子供たちがより良い未来を保証されるための世界への『ときの声』でもあった」と述べた。

　さらに、教育を受けられない子供や、強制的な労働や結婚、食糧難などにひんする子供たちが大勢いるとして、「２０１５年は世界が立ち上がり、子供や若者により安全な未来を届ける１年にしなければならない」と世界の指導者に役割を果たすよう求めた。

　マララさんは、平和賞受賞を契機に、国際社会への呼びかけを以前に増して活発にしている。