ギリシャ沖で２８日に起きたフェリー火災は、これまでに１０人が死亡、約４３０人が救助された。イタリア政府は救助活動は完了したとしているが、当初の乗客名簿と人数の食い違いがあり、確認が行われている。

　イタリア政府は２９日午後、フェリーや救命ボートに取り残されていた４２７人全員を救助したと発表した。また、沿岸警備隊によると、１０人の死亡が確認されたという。

　しかし、乗客名簿の人数は当初、乗客・乗員合わせて４７８人と発表されており、約４０人の食い違いがある。このため、現場海域では捜索が続けられているほか、人数の確認作業が行われている。