抑留死名簿 シベリアとモンゴル以外初公表
厚生労働省は30日、第二次世界大戦後に旧ソ連に抑留され、北朝鮮や中国などで死亡した日本人の名簿を初めて公表した。
厚労省が30日に新たに公表したのは、ロシアから提供された日本人の抑留者に関する情報で、延べ約1万人の名簿の中には、抑留後に北朝鮮や中国などで死亡した2000人あまりの名簿も含まれている。
厚労省は、これまでシベリアとモンゴルで死亡した抑留者約4万人分の名簿を公表しているが、それ以外の地域について公表するのは初めて。
塩崎厚労相「シベリア関係を優先していたということで、発表が遅れたことは大変申し訳ない。改めて今回全てを公開した」
厚労省は、日本側の資料と照合し、身元と遺族が特定された場合は遺族に連絡することにしている。