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戦後70年の「首相談話」注視~中国外務省

2015年1月6日 21:34

 戦後70年となる今年、安倍首相は「首相談話」を発表することにしているが、中国外務省は6日、安倍政権の歴史認識を注視していく考えを示した。

 安倍首相は5日、戦後70年の首相談話を出すにあたり、過去の植民地支配と侵略を認め反省を表明した「村山談話」など、歴代内閣の立場を引き継ぐ考えを示した。これに対し、中国外務省の報道官は6日、安倍政権の歴史認識を注視していく考えを示した。

 中国外務省・洪磊報道官「日本政府および指導者が過去の侵略の歴史に対し、対外的にどのようなシグナルを発し、どのような態度をとるか注目している」

 また、村山談話などを念頭に、「これまでの意思表明を確実に守り、平和発展の道を歩むよう期待する」と述べた。

 一方、韓国外務省の報道官は、「歴代内閣の談話を継承し、正しい歴史認識で周辺国と信頼関係を築くことを期待する」と指摘。「談話の内容を注視する」と話した。