「村山談話」などと合致望ましい~米高官
安倍首相がアメリカを訪問するのを前にホワイトハウスの高官は24日、過去の植民地支配と侵略を謝罪した「村山談話」などの談話と合致した立場で歴史問題に取り組むことが望ましいという認識を示した。
ローズ大統領副補佐官は、歴史認識問題について「我々は安倍総理に対し、過去の談話と合致した立場で建設的に取り組むよう呼びかけている」と述べた。安倍首相は「村山談話」などの過去の談話を引き継ぐ立場を表明する一方で、夏に出す戦後70年の談話に「おわび」などの表現を用いることについては、否定的な考えを示している。
記者団からは、29日に安倍首相が行うアメリカ議会での演説で、歴史認識の問題を取り上げるよう日本政府に求めたのかという質問があったが、ローズ副補佐官は直接の答えを避けた。