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首相“おわび”否定的 韓国大使がけん制

2015年4月22日 17:00

 安倍首相が戦後70年の首相談話に「おわび」などの表現を用いることに否定的な考えを示したことについて、アメリカ国務省は21日、「関係国の和解を進めるやり方で対応することが重要だ」という考えを改めて示した。

 国務省のハーフ報道官代行は、安倍首相の見解について直接的な評価は避けながらも、次のように述べた。

 ハーフ報道官代行「歴史問題については、全ての関係国の傷を癒やし、和解促進が重要だと強調し続けてきた」

 安倍首相は26日からアメリカを訪れ、議会で演説も行うことになっていて、その内容をめぐってはアメリカ国内でも注目が高まっている。

 一方、韓国の柳興洙駐日大使は22日、東京都内で講演し、戦後70年談話に「過去の植民地支配への反省」を盛り込むよう求めた。

 柳大使「核心は『侵略』『植民地支配』『反省』という3つのキーワードが(安倍首相の)談話に入るのか入らないのかだ」

 柳大使は「中国・韓国などの国民は、日本政府の歴史認識に疑いを持っている。この3つのキーワードを使えば、周辺国と国民に評価される」と述べ、安倍首相をけん制した。