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“共和党VSオバマ”米議会は波乱含み展開

2015年1月7日 12:42

 アメリカで6日、連邦議会が招集された。上下両院で多数を握った野党・共和党はオバマ政権との対決姿勢を強める方針。

 連邦議会は8年ぶりに、共和党が上下両院で過半数を押さえた。一方のオバマ大統領は、残り2年の任期で共和党が反対する移民制度改革やキューバとの国交正常化などを実現し、歴史に名を残したい考え。6日に開会した議会で、共和党側はオバマ大統領に歩み寄りを求めた。

 共和党・ベイナー下院議長「オバマ大統領と超党派の取り組みについて話し合ういいスタートになる」

 オバマ大統領「意見が異なる分野や激論が繰り広げられる分野もあるだろう。だが合意できる分野も多くあると確信している」

 オバマ大統領は、議会を通さない「大統領令」なども駆使して是が非でも政策を実行していく方針。対する共和党は、移民制度改革を担当する省庁の予算の成立を交渉材料にし、政権の方針転換を迫る構えで、議会は波乱含みの展開となる。