仏がテロ対策強化へ“100年ぶり”国歌も
フランスで先週、パリで銃撃や立てこもり事件が相次いだことを受け、臨時の国民議会が13日に開かれ、首相はテロ対策を強化する方針を明らかにした。
開会に先立ち、議場ではフランス国歌が歌われた。議会で国歌が歌われるのは1918年に第1次世界大戦で勝利したとき以来。続けて演説に立ったバルス首相は「フランスはテロやイスラム過激派との戦争状態にある」と述べ、対策を強化する方針を明らかにした。
AP通信はフランス警察の話として、今回のテログループは約10人で、まだ5、6人が逃げている可能性があると伝えている。さらに、そのうちの1人が最近パリ市内で、シリアに向かったとされているブメディエンヌ容疑者名義の車を運転しているのが目撃されたとも伝えている。