IMF 日本の経済成長を下方修正
IMF(=国際通貨基金)は20日、最新の世界経済見通しを発表した。日本の今年の経済成長率は前回予想から下方修正され、0.6%と予想されている。
2015年の世界全体の経済成長率は3.5%と予想され、前回10月の予測から0.3ポイント下方修正された。原油価格の大幅な下落や、好調なアメリカ経済などの明るい材料がある一方で、その他の先進国での景気低迷と、新興国での金利上昇など成長への期待感が薄れていることなどが下方修正の背景。日本は、前回予測より0.2ポイント下方修正され、0.6%の成長が予想されている。
IMF・ブランチャード主任エコノミスト「2014年で最も大きい失望の一つは、日本の低成長だ」
その上で、IMFは「日本の構造改革は、将来の成長と投資への期待を高めるには弱すぎる」と分析している。