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IMF理事「ギリシャ特別扱いはしない」

2015年7月9日 10:50
IMF理事「ギリシャ特別扱いはしない」

 IMF(=国際通貨基金)のラガルド専務理事は8日、財政危機に陥っているギリシャについて、「特別扱いはあってはならない」と述べ、新たな融資は行わない方針を改めて示した。

 ギリシャはIMFに先月末までに返さなければならなかった2100億円あまりを返済しておらず、債務を「延滞」した状態。

 これについてラガルド専務理事は「IMFはルールを守り常に公平だ。いかなる特別扱いもあってはならない」と述べ、延滞の状態が続く限り、新たな融資は行わない方針を改めて強調した。その上で「必要なのは大規模な改革と債務の再編だ」と述べ、ギリシャ政府に財政再建を求める一方、EU(=ヨーロッパ連合側)には債務の返済条件の緩和を求めた。

 ギリシャは8日、EUに対し3年間の金融支援を正式に申請した。財政再建案については、9日までに提出するとしている。