×

「イスラム国」化学兵器専門家を殺害~米軍

2015年1月31日 10:41

 イスラム過激派組織「イスラム国」に対するイラクやシリアでの空爆を主導しているアメリカ中央軍は30日、「イスラム国」の化学兵器専門家を殺害したと発表した。

 殺害されたのは「イスラム国」の化学兵器専門家アブ・マリク容疑者。中央軍によると、マリク容疑者は今月24日、イラク北部モスル近郊で、有志連合による空爆で殺害されたという。

 マリク容疑者はイラクのフセイン政権で化学兵器の製造に携わり、2005年から国際テロ組織「アルカイダ」に参加、その後、「イスラム国」に移り化学兵器製造の専門技術などを提供してきたという。

 マリク容疑者の殺害について、アメリカ中央軍は「『イスラム国』が化学兵器を製造し、罪のない人々に対して使用する能力を弱めることになる」として空爆の成果を強調している。