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アラブ首長国連邦「イスラム国」空爆を中断

2015年2月5日 13:45

 ロイター通信やAP通信、中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、アメリカが主導する有志連合の一員としてシリアの「イスラム国」空爆に参加していたUAE(アラブ首長国連邦)が「イスラム国」に対する空爆を中断していることがわかった。

 これはアメリカ政府の複数の高官の話として伝えたもので、中断は去年12月にヨルダン軍のパイロットが人質となった直後からで、理由については「自国パイロットの安全確保に懸念が生じたため」だとしている。

 UAEはアメリカに対し、空爆再開の条件として、軍用機が墜落した場合のパイロットの救出・捜索態勢の強化を求めており、具体的には作戦地域に近いイラク北部に新型輸送機「オスプレイV-22」を配備することなどを要求しているという。