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NY株106ドル安 雇用関連指標伸びず

2015年3月5日 8:09

 アメリカ・ニューヨーク市場は主な株価指数で高値圏が続いているが、4日は雇用関連の指標が市場の予想に届かなかったことから売られて、ダウ平均株価は値下がりした。

 4日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、106ドル47セント下がり1万8096ドル90セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は12.76ポイント下がって4967.14だった。

 この日は民間の指標である「全米雇用報告」が発表されたが、2月の農業以外の分野での就業者数が市場の予想ほどには伸びなかった。このため、6日に発表される政府の雇用統計に対しても慎重な見方が広がり、売り注文が相次いだ。また、今週15年ぶりにナスダック総合指数が5000を上回ったことで高値警戒感も強まっていて、ここで目先の利益を確定する売りも目立った。