NY株178ドル安 ギリシャ協議など受け
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24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場はギリシャへの追加支援をめぐる協議が合意に至らなかった事などを受け、前の日より180ドルあまり値を下げて取引を終えた。
24日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比178ドル安の1万7966ドル7セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は37.68ポイント下げ5122.41だった。
この日、アメリカの1月から3月期の実質国内総生産の値が上方修正されるなど好材料もあった。しかし、鍵となったのはギリシャをめぐる動きだった。ユーロ圏の財務相会議でギリシャが提出した改革案が受け入れられなかった事で、市場では「警戒感」が一気に広がった。結果、利益を確定するための売り注文が入り市場全体が下げに転じた形。
市場関係者は「今週は後半にかけギリシャをめぐる協議を見守る動きが続くだろう」と話している。