ギリシャ追加支援、合意できず…
財政難に陥っているギリシャに対し追加支援を行うかどうかを話し合うユーロ圏の財務相会議が18日、ルクセンブルクで開かれたが、合意には至らなかった。
会議では、ギリシャに対する約1兆円の追加支援を巡り、その前提となる財政再建策の中身について協議が行われた。しかし、年金の削減などを求めるユーロ圏側とこれを断固拒否するギリシャとの話し合いは平行線に終わり、合意には至らなかった。
デイセルブルム議長「数日以内に新しい追加の提案を出すよう、ギリシャに強いシグナルを送った」「最後のチャンスをつかめるかどうか、ボールはギリシャ側にある」
ギリシャは今月末にIMF(=国際通貨基金)に対する2000億円以上の債務の返済が迫っている。ユーロ圏との間で今月中に追加支援で合意ができなければ、借金を返済できない「債務不履行(=デフォルト)」に陥る可能性が高まる。ユーロ圏は22日に緊急の首脳会議を開くことを決め、ギリギリの調整が続く。